「酵素」は、私たち、人間の体内だけに、あるのではなく、植物を始めとして、いろいろな所で 、化学反応をして、生き物の中で、生命活動の中の、代謝の働きを司っています。
その中でも、「発酵食品」に、代表される「微生物」の「酵素」の働きを活かした技術は、私たち の生活に役立っています。また、密着しています。食べることだけでなく、「洗濯すること」、「お化粧すること」に深く、関わっています。
「洗濯」では、繊維についた、皮脂やホコリに加え、 タンパク質の汚れが付いています、これは、石鹸と水だけでは、汚れが落とせず、繊維に付いて いるタンパク質を「プロアテーゼ」という「タンパク質分解酵素」を利用して、汚れを落としています。
「化粧品」には、お肌に優しい「ヒアルロン酸」という形で、「酵素」で作られた要素が多く含ま れています。「発酵食品」に至っては、「味噌」を始め、「醤油」、「バター」「チーズ」、「ビール」 「パン」数えればきりがありません、そして、それが、私たちの「生活」大きな影響を与え、きって もきれない関係を作っています。
今でこそ、「細菌」とか「酵素」といわれてますが、以前は、 物を腐らす、「カビ」といわれていました、この様に、何千、何万といわれる、「微生物」の効能 を発見するたびに、人類は、人間に役立つ「酵素」の持っている効能を役立たせてきました。
今では、医薬品の世界でも「酵素」の力を取り入れたものが多く、私たちの病気の治療にも 役立っています。今日では、こうした「酵素」の働きが、詳しく解明されてきたので、「発酵食品」 が一つの「酵素」だけで、作られているわけではなく、多種多様な「酵素」の集合体です。 微生物の持つ複雑な「酵素」の力を大切にした、日本の伝統的な「発酵食品」の力を受け継い でいきたいものですね。
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